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高知県山岳連盟

高知県山岳連盟は(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会、(公財)高知県スポーツ協会に加盟しています。

【高知四季岳友会】2024年1月28日(日)に8名で五台山へ登りました

2024年は年齢に関係なく誰でも参加できる"軽"登山を中心に活動を行う予定です。
第一弾として、高知四季岳友会の麻田代表宅(高須)から徒歩で行ける場所として五台山(標高146m)を計画しました。
今回の参加者は88才の代表を筆頭に、大人4名、中学生1名、小学生3名の計8名での山行となりました。
朝10:00に代表宅に集合。一路、遍路道の大島口を目指します。
一宮にある三十番札所善楽寺から三十一番札所竹林寺に向かう歩き遍路のルートと重なるため今回は遍路道を通って山頂を目指します。
絶海(たるみ)の池を渡る大島橋をこえると、歩き遍路の道案内が所々に掲示されています。
葉書サイズくらいの標識ですが、これがあるとないとでは随分と安心感が違ってきます。
この道標をたよりに登山口へと進みます。
今回は勝手知ったる地元の山ですが、お遍路さんにとって不案内な地での道標のありがたみを実感しました。
登山口は民家の間の路地から入っていきます。
一見、分かりづらいですが、ここでも遍路標識が目印となっていて大変ありがたいです。
登山口からしばらく登ると所々に五台山ミニ八十八ヶ所のお像を見つけることができます。
山道沿いにあるお像はすぐに見つけられますが、少し脇道にそれた所にあるものや木の陰に隠れているものなどもあり
ちょっとした宝探しのような気分で見つけられて子ども達も楽しんでいました。
20分ほど登ると牧野植物園の最下段あたりに出てきまして、そこからは園内を通って行くことになります。
事前に牧野植物園に確認していますが、園内の散策目的で訪れる場合は入園料が必要となります。
この日は竹林寺への参拝ということで、温室や展示館には立ち寄らずそのまま通行させて頂きました。
なお温室のすぐ横の出口は現在工事中のため通行できませんので、新しくできた植物研究交流センター側の中門から園外に出ることができます。
本来であれば南門から出るとそのまま竹林寺の石段を下から登ることになりますが、植物園の中門側から移動したので、竹林寺の案内所から境内に入ることにしました。
境内はお正月の雰囲気をまだ少し残しつつ参拝客もちらほらと見受けられます。
竹林寺でのお参りを済ませ、裏門から五台山の展望台へと向かいます。

ライオン宰相こと濱口雄幸(おさち)の銅像を見にいきました。
濱口雄幸は旧制高知中学(現追手前高校)の進学したこともあり高知四季岳友会ともなんとなく縁を感じます。
※高知四季岳友会は主に追手前高校の関係者で構成されています。
五台山の展望台は解体されて現在は更地になっていますが、代わりに木造の展望台ができており、こちらから高知市内が一望できるようになっています。
次回以降の計画のために、北は工石山、西に国見山、南に鷲尾山を確認。
子どもたちは岩に登ったり駆け回ったりと、疲れ知らずで大はしゃぎですが、大人達は新年会に気持ちもそぞろ、そろそろ下山の支度に入ります。
下りは展望台からそのまま山の西面を降りて行きます。
三ノ台駐車場までは散策用にスロープが整備されていますが、足腰に問題がなければ従来からの山道も残っていますのでそちらが若干近道となります。
三ノ台から二ノ台広場を通り「樅の木は残った」の伊達兵部宗勝の墓を通過。
兼山神社の鳥居を左手に見つつ、山頂への車道を渡った所から絶海公民館の裏へと続く階段を降りて下山となります。
この階段は、津波発生時の避難用になっているようです。
絶海の池の縁を歩き、代表宅まで無事全工程を終了。
10時過ぎに出発して、戻りは12時半くらいでしたので、概ね2時間の行程といったところでしょうか。
下山後は、今後の予定の検討をしつつの新年会となりました。
今回、子ども達にも大変好評でしたので、次回も引き続き老若男女が参加できるような軽登山を計画したい思います。
参加された皆様、お疲れ様でした。
小山